企画概要project outline
関西大学の40〜50(学部は問わない)のゼミによるプロモーションビデオ大会(Web上)。『学生生活を、価値あるものに』をコンセプトとし、各ゼミに自身のゼミの魅力を最大限に伝えるプロモーションビデオを作成1してもらい、それをWeb上にて公開します(公開期間については現在検討中です)。公開に当たり、TwitterやFacebookを利用して関西大学の学生に拡散を図り、認知度の向上に努めます。各ゼミにはPVを期限内にGoogleDriveにアップし、大会HPにそのページへのリンクを張り付け、一斉に公開という形を採る予定です。HPの作成・運営・管理は岩本ゼミが責任を持って行います。なお、PVの著作権はそれを作成した各ゼミに帰属します。
企画経緯project course
現在、各ゼミが行うプロモーションは、説明会や個別相談会、また学部発行の履修要項といった方法が一般的だと思われます。これらの方法に共通しているものは“言葉や文字”によるものだということです。しかし、私たちは、「話を聞く、文字を読む、といったことだけで、学生が具体的にそのゼミの魅力や雰囲気を感じることができるのか」と疑問に感じ、学生に私たちのゼミの雰囲気を効果的に伝えるため、PVを作成したところ、大変大きな反響を頂きました。そこで、こうした活動を関西大学商学部、ひいては関西大学全体に広めたいと考えたため、今回の大会を企画することを思い立った次第です。
活動から期待されるメリットproject merit
関西大学の多くの学生は、様々な団体に所属しながら学生生活を送ります。その中でゼミは学生にとって重要な位置を占めると考えられます。それにもかかわらず、関西大学の多くの学生は、「楽だから」「周囲の友達が良いと言っているから」といった曖昧な基準を頼りにゼミを選んでいるのが現状です。このようなことが起こる一因として、「そもそもゼミとは何か」「ゼミでは具体的に何をするのか」「各ゼミの個性や雰囲気はどういったものか?」といったことがゼミを志望する学生に十分に伝わっていないことが考えられます。他方で、ゼミの側からしても、ゼミの魅力をアピールする機会は、履修要項と二回程度の説明会に限られているのが現状です。我々が開催したPV
大会は、そうした学生とゼミの間の情報のミスマッチを埋める効果が期待されます。ミスマッチを解消することが出来れば、学生が自分に合ったゼミを選ぶことが出来、ゼミの側からしてもゼミの魅力をアピールすることができ、ひいてはそれがゼミの応募増加につながると考えられます。実際に、第1
回のPV大会の効果もあり、2012 年度の岩本ゼミのゼミ選考には50 以上ある商学部のゼミにおいて2 番目に多い47 人の志望者が集まりました。このことからも、PV
は非常に効果的に学生にゼミの魅力を伝えられるツールであることが分かります。さらに、PV 大会のHP には
第1 回PV 大会開催からわずか1 カ月の間で(参加ゼミのゼミ生の総数を大きく上回る)500 回以上のアクセスがあり、ゼミPV に対する関心が非常に高いことが分かります。以上のことからこの取り組みは学生とゼミの双方にとって有益であり、この活動を毎年継続していけば、その影響は倍加的に広がることが期待されます。
第1回関西大学ゼミ対抗PV大会past tournament
昨年、第1 回PV 大会は平成24 年6 月下旬に企画をスタートさせ、関西大学全学部を対
象に、複数のゼミに参加を打診し、正式に発足しました。大会運営のためのHP
(http://zemi.iiyudana.net/)を開設し、11 月14 日に参加ゼミのPV をweb 上にて公開し
ました。参加ゼミは以下の通りで、大会の運営は、関西大学商学部岩本明憲ゼミナールの
有志メンバーで構成された関西大学PV 大会運営委員会が行いました。
【参加学部】(括弧内は参加ゼミ数)
商学部(7)、経済学部(2)、社会学部(2)、総合情報(1)、文学部(1)、法学部(1)
大会開催期間は、各学部の入ゼミ応募期間が最も重複する2012 年11 月14 日(水)〜11
月30 日(金)としました。審査は参加ゼミ間で行い、その結果を、2012 年12 月17 日に
大会HP 上および岩本ゼミ公式ツイッター上(フォロワー数800 以上)にて発表しました。
また、大会開催期間後もHP(http://zemi.iiyudana.net/)で公開しております。
第1回関西大学ゼミ対抗PV大会の功績achievement
昨年行われた第1回PV大会の業績が認められ、課外活動や自主活動において優れた実績を残した学生、または優れた企画を有している学生を奨励する「関西大学文化・学術活動等奨励金制度」の業績部門で表彰されました。このことから当プロジェクトは関西大学からも認められた学術的にも有意義なプロジェクトであると言えます。
大学への貢献Contribution to universal
関西大学全体のゼミ活動が活発化することで、ゼミ活動を通じて習得した社会人基礎力と専門的知識を兼ね備えた学生が増加し、そうした学生を毎年多数社会へ輩出することで、関西大学に対する社会的評価も上昇すると考えられます。また、本大会が大規模なものになれば、関西大学を志望する高校生にもゼミのPVを見てもらう機会が増えることが予想され、「関西大学は勉学に非常に力を入れている」「関西大学はゼミ活動が活発な大学」というアピールをすることができます。この大会は、来年度は100ゼミ、再来年度は150ゼミの参加を目標に活動を継続していくことを決定しており、将来的に「関西大学の教育の強みはゼミ活動にある」と社会的に認知されることになれば、大学全体に多方面かつ非常に大きな貢献をもたらすと考えられます。
地域社会への貢献度Contribution to regional
学生がより内容のあるゼミ活動に打ち込むことができるのは、家族はもちろん、産学連携プロジェクト等でお付き合いのある企業の方などの理解と協力があってこそですが、実際には、そうした人たちにゼミ活動の実態を理解してもらうことは非常に難しいのが現状です。とりわけ(遠方に住む)家族は、我が子がどのような学生生活を送っているのか詳しく知りたいはずです。また、高校時代の恩師や、友人などにも自身の充実した学生生活を伝えることができるなど、PVは無数の可能性を秘めています(実際に、岩本ゼミが初めて作成したPVはゼミ生の家族や大学の友人、高校時代の恩師や旧友などからも非常に好評を得ています)。こうした一つ一つの積み重ねが関西大学への信頼と評判を高めるものと考えられます。
社会へのアピールappeal to social
世間では「大学生は遊んでいて、勉強をしていない」というイメージが浸透していますが、PV大会が広く社会的に認知されることになれば、関西大学はゼミ活動に非常に力を入れていて、勉学や社会的な活動に熱心に取り組み、社会に大いに貢献できる人材を輩出しているということを多方面にアピールすることができます。
終わりにfinally
PV大会を継続し、この活動をさらに広めていきたいと考えております。
ご質問・ご不明な点がございましたら気軽にk509514@kansai-u.ac.jpまでご連絡ください。