テーマV「総合商社のその他の様々な活動」
<使用文献>
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尾畑守伸 (2011)「繊維(SPA)ビジネス―物づくりと市場をつなぐ「インパナトーレ」として―」、堀口健治・笹倉和幸監修『総合商社論―三菱商事・ビジネスの創造と革新』、早稲田大学出版部、第6講所収、pp.119-141。
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「注目度ナンバーワン業界の秘密:商社の正体」『週刊ダイヤモンド』、第1-4章、2011年9月17日号、pp.28-55(ただしpp.35,41,47を除く)。
報告者【上谷・増山・中藤】
SPA企業と商社という、一見関係なさそうな2つの業態のテーマについて学習しました。ユニクロが1社で製造・流通・販売をこなしているというのは有名な話ですが、実は裏に商社が潜んでいたという事実がありました。
ここまでが私達が事前に学習してきた内容です。では、実際の商社はどうなっているのか。原田産業の藤塚様から、講義をして頂きました。 |
原田産業の藤塚様から中堅総合商社の仕事について、造船・建築業界を事例に説明して頂きました。
原田産業はおよそ90年続く企業で、1度も赤字を出した事が無いそうです。様々な商品を扱っている会社でその数ある中でまず出てきた話が造船の話です。
造船業界の話の中で2014年問題という話がありました。それは船に対する需給バランスが崩れる事や中国や韓国が台頭してくる事により、日本は1隻も造れなくなるのではないかという問題です。その為、他のビジネスに力を入れる必要があり、その中の1つに建築業界の話がありました。次の写真はその1つの例です。
またこの後、懇親会も行い、様々な刺激的な話をお聞きする事ができました。学生は、やはり最初に大手企業に目が行きがちです。しかし今回の講義と懇親会を通じて、中堅企業ならではの良さや、やりがい、厳しさを学ぶ事ができたのではないかと思います。
原田産業の藤塚様、中村様、改めまして、ありがとうございました。 |